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映画『ポカホンタス』ディズニーのウソとホント⁉映画と史実の5つの違い

Aiy-yue-kwee’ Nee-kee-chue!

皆さんこんにちは、

亜希ダウニング(aki_downing)です!

カリフォルニア州のネイティブアメリカン”ユロック族”に嫁ぎ

先住民の土地でのびのび楽しく暮らしています!

ブログを書き始めて4年目になります。

ディズニー映画『ポカホンタス』について、今まで何度も執筆にチャレンジしては諦めていました。。。

理由は【実話があまりにも悲しすぎる】から。

映画の一部は事実に基づいている一方、多くのシーンは的外れなものになっています。そのため、何が事実で何が虚構なのか見分けるのは難しいかもしれません。

ここでは映画の中の5つのウソについて焦点を当てていきます。

この記事を書いた人
  • 在米セキュリティカウンセラー
  • オンラインコミュニティ『LinkUp』代表
  • 岩手県陸前高田市国際姉妹都市サポーター
  • 翻訳者・逐次通訳者
  • Webライター・Webデザイナー
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もくじ

映画『ポカホンタス』

まずはじめにディズニー映画『ポカホンタス』について簡単にストーリーを説明します。

舞台は17世紀初頭のバージニア。そこにはポウハタン族の女性、ポカホンタスがいました。ある日、イギリス人の探検家ジョン・スミスと出会い2人は恋に落ちます。その現場を見てしまったポウハタン族の戦士ココアム。ジョン・スミスとココアムは揉み合いになり、その現場を目撃したイギリス人青年のトーマスがココアムを銃で撃ってしまうのです。

この事件が引き金となり、イギリス人とポウハタン族の争いが勃発。戦いの最中、酋長はジョン・スミスを殺そうとしますがポカホンタスはジョン・スミスの前に立ちはだかります。酋長は娘の行動に理解を示し、ジョン・スミスは解放されます。しかしイギリスの総督は怒って酋長に向かって発砲。それをかばったジョン・スミスは負傷してしまいます。

深い傷を負ったジョン・スミスは帰国せざるを得えなくなります。生まれ育った地に残るかジョン・スミスと共に生きるか、ポカホンタスは選択を迫られ、自分たちの土地を守るためこの地に残る決断をしたのです。ジョン・スミスとポカホンタスは別々の道を歩むこととなりました。

ラストシーンでポカホンタスは、ジョン・スミスの船を追いかけて行き、2人が部族に伝わる別れの挨拶を交わすシーンが印象的な映画です。

しかしディズニー映画とは思えないラストシーン。

そう。ポカホンタスはディズニープリンセスで唯一幸せになれなかった女性なのです。

実際のポカホンタス

①ポカホンタスは10歳

ディスニー映画の中でのポカホンタスは18歳設定。しかし、実際にジョン・スミスが初めてポウハタン族の土地に訪れたとき、彼女は10歳だったといいます。当時ジョン・スミスは27歳。彼のような年上の男性とのラブストーリーを作るのにあまりにも若すぎるということで、年齢の設定変更があったのかもしれません。

ちなみにポカホンタスがジョン・スミスと恋愛関係にあった事実はありません。

10歳の少女が27歳の青年と恋愛関係になるのは、現実的に考えて難しいですよね。。。

②ジョンを救っていない

戦いの最中にポカホンタスがジョン・スミスを救ったことになっていますが先程言った通り、ポカホンタスはまだ10歳。ポウハタン族では、どの儀式であっても幼い子供の参加は許されていません。

ポカホンタスがその場にいたという描写自体がとても不自然な状況。

ジョン・スミスと出会うことすら考えられないのです。

ジョン・スミスの話をもとに作られた絵

③ポカホンタスはココアムと結婚した

映画の中ではココアムのプロポーズから逃げているように見えますが、歴史によると二人は実際に結婚しています。ポカホンタスがおよそ16歳の頃に結婚しておりジョン・スミスと出会った頃にはすでにカオーキー(Ka-Okee)という娘がいました。

平和に暮らしていたポカホンタスを入植者は誘拐しました。「自ら船に乗らなかったら村は無くなる」と脅されたポカホンタスは幼い娘を残して船に乗るしか選択肢はなかったのです。

それどころかポカホンタスが船に乗ってしばらくして

ココアムは入植者によって殺害されてしまいます。

④ジョン・スミスは暴力的な人間だった

ジョン・スミスは優しい心の持ち主として描かれ、その優しさにポカホンタスは心を奪われたように見えます。しかし、植民請負人であったジョン・スミスは、各地の部族の村で人質をとり脅迫を行い、食料の略奪や集落の焼き討ちを行っていました。

そしてさらに、ポウハタン族と入植者の間で『自然のものはお互いに分け与える』と誓いを交わしたのですが、飢えに耐えられなくなったジョン・スミスはこの誓をあっさりと破っています。

⑤ジョン・ロルフとの出会い

映画『ポカホンタス2』でポカホンタスが恋に落ちた相手がこのジョン・ロルフ。

しかし実際はロマンスなど1つもありません。

船内に拉致されたポカホンタスは開放の条件としてキリスト教に改宗します。”レベッカ”という名前をもらい、イギリス人との結婚を強要されました。そのイギリス人こそがジョン・ロルフです。

さらに驚愕なことに、2人が結婚してすぐに長男、トーマス・ロルフを授かりますが、トーマスはジョン・ロルフの子供ではく

船内で繰り返しレイプをされた果てにできた子だったのです。

その後、イギリスでは『インディアンの王女』として歓迎されたポカホンタスですが、イギリスに到着してわずか1年で死去。たったの21歳でした。

天然痘や疫病によって死去したと発表されましたがジョン・ロルフによって毒殺されたとも言われています。

なぜなら彼女の死後、葬儀を行うよりも前にジョン・ロルフは別の女性と結婚したからです。

まとめ

ここで紹介した史実との違いはほんのわずか。物語のほぼ全てが違うと言ってもいいでしょう。

美談として、アメリカの教科書にも載っている物語はすでにジョン・スミスの捏造であるということが証明されています。

『物語は物語。フィクションとして楽しめばいい。』そう思いますか?

この映画を観て悲しい思いをしたネイティブアメリカンが何人いるでしょう。

企業の利益になるよう、都合のいい物語に書き換え、間違ったステレオタイプを非ネイティブアメリカンに植え付けています。

ポカホンタスの作中歌では、ネイティブアメリカンについて”野蛮”と表現し、肌の色を”地獄みたいに赤い”と比喩しているんです。

もし、言葉の意味も分からない子供たちがそれを街中で歌っていたら。楽しむためにディズニーランドに来ているのにパーク内で、アトラクションで、そのBGMが流れたら。当事者だったらどう感じるでしょうか。

無意識に傷つけているとしたら『フィクションとして楽しめば良い』は通用しないですよね。

全ての人種・文化圏の子供たちが純粋な気持ちで作品を楽しめるようにディズニーにはぜひ取り組んでほしいと思います。

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