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学校での銃乱射事件。親が子にできること【防犯対策Q&A】

Aiy-yue-kwee’ Nee-kee-chue!

皆さんこんにちは、

亜希ダウニング(aki_downing)です!

カリフォルニア州のネイティブアメリカン”ユロック族”に嫁ぎ

先住民の土地でのびのび楽しく暮らしています!

おととい(2023年3月27日)、また悲しい事件が起きました。

アメリカ南部、テネシー州のナッシュビル。

キリスト教系の私立小学校で銃乱射事件が起きました。

警察官が校内で容疑者を射殺しましたが、教職員3人と生徒3人が犠牲に。

この事件を受けて、アメリカ在住のフォロワーさんから質問のDMがありました。

きっと、同じような不安を抱えてる方が多いと思います。

少しでも参考になることがあればいいなと思って、私の今持っている知識をみなさんに共有したいと思います!

ちなみに銃乱射事件は英語で“Mass Shootings”といいます。

この記事を書いた人
  • 在米セキュリティカウンセラー
  • オンラインコミュニティ『LinkUp』代表
  • 岩手県陸前高田市国際姉妹都市サポーター
  • 翻訳者・逐次通訳者
  • Webライター・Webデザイナー
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  • 岩手県陸前高田市
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  • 翻訳者・逐次通訳者
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もくじ

私について

この記事で初めて私を知ってくれた方も多いと思います。

(なぜあなたがこれを発信しているの。。。)という方のために、簡単に自己紹介させてください!

今まで多くの在米日本人の相談に乗ってきた経験から、少しずつ私なりの意見を発信していこうと思います。

「不安だけどどう調べて良いのか分からない」

そういった方に、なにか1つでも届けられたら嬉しいです!

質問と私なりの回答

DMに届いた質問がこちらです。

ご質問ありがとうございます!

それでは私なりの回答がこちら。

元も子もないこと言ってすいません。。。

でも事実なんです。

例えばですね、日本に住み始めて数ヶ月の外国人に「地震が怖いから絶対に体験したくないんだけどどうしたらいいですか」と聞かれたら、あなたはなんて答えますか。そう。それと同じ。

これを自分の意志で回避しようとするのは無理ゲーなのです。

その理由をお伝えします。

銃乱射事件は避けられない

交通事故に遭うのを避けられないように。

日本に住んでいて地震を避けられないように。

アメリカに住んでいて銃乱射事件は避けられないと思っています。

あらかじめ予知することは、犯行予告があったとしても不可能。

『運』でしかないのです。

『銃乱射事件の定義』
犯人を除いて一度に4人以上が撃たれるか死亡した事件を指します。

今日、12月8日時点で、633件の銃乱射事件が発生しています。

ここ10年で最速のペースです。

銃が使われた事件を全て合わせると、40,286人が犠牲になっているのです。

0歳から11歳までの子どもの死者は276人

12歳から17歳までのティーンの死者は1,312人

これがどれだけ異常なことか分かりますか。

そして銃乱射事件はどの地域に住んでいるか関係なく、アメリカにいれば、遭遇する可能性があります。

「貧しい地域だから」

「田舎だから」

「まともな教育を受けていないから」

そんなことは全く関係ないのです。アメリカの人口より、銃の数のほうが多いのです。

我が家にもキンダーに通う息子がいますが、防犯意識の高い警察官の息子でも、避けられません。どんなに気をつけていても、銃をもった人が息子の目の前で乱射を始めたら、親であってもできることはありません。

無事を祈るしかないのです。

では、どうする?

先程『親にできることはない』と言いましたが、それでも何かしたい!!と、情報を探している方に。

これで事件を避けることはできませんが、ある程度の対策は取れるかもしれません。

それがこちら

”銃に対する知識・銃乱射事件に対する知識を深める”

子どもになにかを教える場合、まず自分が知り、理解する必要があります。

住んでいる州の法律を知る

あなたが住んでいる州は銃の所持は合法ですか?

銃の持ち歩きは合法?銃の免許は必要?

何歳から?どんな銃が扱える?

これ、知っていますか?

そして他の州と比べてどうですか?

こちらのサイト“Giffords: Courage to Fight Gun Violence”

元下院議員ガブリエル・ギフォーズ氏が率いるチームの運営するサイト。

”Top page→GUN LAW→STATE”で州を選んでください。あなたの住んでいる州がどのくらいGun Controlできているか、スコアが確認できます。

ちなみに私の住んでいるカリフォルニアは『A』。カリフォルニア州は全米で最も強力な銃の安全に関する法律を持ち、過去30年間、銃の安全に関する改革を先駆けて行っています。

今回事件が起きてしまったテネシー州のスコアは『F』。それだけ銃に対する規制が甘く、銃の事件も多いのです。

先に言っておきますが、私は特定の政党を支持することはありません。彼女は民主党の議員。私は彼女のこの活動に関しては支持しています。彼女はもともと銃規制反対派の議員でしたが2011年ツーソン銃撃事件で銃撃を受け、一時重体に。19名が銃撃を受け、9歳の少女を含む6人が死亡した事件です。

彼女の数十年にわたる政治、法律、政策の専門知識をもって、銃の安全性を求める活動をしています。

銃による事件の多さを知る

日本で生まれ育った私たちにとって、銃という存在そのものが”ドラマの中”や”映画で見た”ものであり、現実世界と結びつけることが難しいと思います。

すこしだけ時間を使って、アメリカ全体で、銃の事件がどれくらい起きているか、どのエリアで事件が多発しているのか。調べてみてください。

この”Gun Violent Archive”というサイトは、銃による事件をほぼリアルタイムで提供してくれて、毎日7,500以上の法執行機関、メディア、政府などから銃暴力事件を集めているサイトです。

2023年1月1日〜3月9日のデータ

これは2023年、銃による事件の死者数を表しています。

どの州で銃による死者が多いか、一目瞭然ですね。

あなたの住んでいる州・エリアは、赤いマークがありますか?

2023年3月29日までのデータ

こちらは銃による事件をたくさんの項目別に数値化したもの。年齢別の死傷者数や、警察官の死傷者数など、事件が起きてすぐに反映されます。

“TOP PAGE”→”Congressional Report”にいくと、自分の住んでいる州・District別で検索もできます。

数字やマップでみてみると現実のものだと理解できると思います。

銃の構造を知る

この記事を読んでいる方で、実際に銃を触って、射撃をした経験のある方はどのくらいいるでしょうか。

アメリカには多くの射撃場、“Gun range”があります。

屋外のものは郊外にあることが多いですが、インドアの射撃場ならそのへんにあります。

銃の危険を知るのに一番はやいのは、”実際に撃ってみること”

私がどれだけ危険性を伝えるよりも何百倍も理解できます!!

Lock-down Drillを知る

アメリカの学校に通っている子どもたちは、“Lock-down Drill”という避難訓練を経験します。

ほとんどの州で義務付けられているもの。

避難訓練とは別の、ものすごく緊迫した訓練です。親の携帯にも連絡が突然入り、子どもを迎えに行かなくてはいけません(訓練の内容によりますが。)

ロックダウンドリルの手順は割愛しますが、学校の安全対策や訓練に関する詳しい情報は、各州の教育省のサイトかSchool Districtのウェブサイトで確認しましょう。

お子さんから直接どんなことをしたのか聞くのもOK!

どういう気持ちになったのか。

ママやパパはどう行動したらいいのか。

YouTubeで動画検索してみるのもいいですね!

直近の銃乱射事件について知る

※これは自己責任で行ってください!

事件についてのニュースを見たり、警察官のボディカメラの動画をチェックしたり、事件の全貌を把握してみましょう。

パートナーと話し合いましょう。もしうちの学校だったらどうするか。もしうちの子のクラスだったらどうするか。事件のあとになにをするべきなのか。冷静なうちに話し合っておくことは悪いことではありません。

もし、お子さんが大きくなっていて、尚かつ精神的に成熟しているようであれば、お子さんと話し合ってみてもいいかもしれません。

もしくは、もうお子さんが銃乱射事件について知っていて不安を感じているようであれば、担任の先生やスクールカウンセラー、学校のスタッフと話し合いましょう。ロックダウンドリルを提案してみてもいいと思います。あなたとお子さんと学校側の意見を一致させましょう。

「私は絶対にあなたを守るし、あなたは絶対に生き延びる」としっかり伝えましょう。

まわりの大人を頼っても良い。まわりの大人は私を守ってくれる。と、お子さんを安心させてあげてくださいね。

決して「怖いね。嫌だね。」だけで終わらせないでください。

自分たち家族に置き換えて考えてみましょう。

我が家の場合

警察官である旦那は、School shootingに突入したことが数回あります。

現場に向かうパトカーの中から、必ず私に電話がかかってきます。

これが、最後の会話になるかもしれないからです。

School shootingは警察官であっても無傷で帰れるかは分かりません。これが訓練していない学校の先生やスタッフ、生徒であれば、尚更その可能性は高くなるのです。

学校に送る前、仕事に送る前、「いってらっしゃい。愛してるよ」「気をつけてね。大好きだよ」と必ず言ってから送り出してほしいです。

出かける前に「気をつけてね」と声をかけるだけで、事故や事件に遭う確立が下げられるとも言われています。

笑顔でハグして送り出しましょう!!

まとめ

ちょっと長い記事になってしまってごめんなさい。

不安を不安のまま置いておいても解決しません。

しっかり理解できると、また違った世界が見えてきます。

これを読んで分からないことがあったら、ぜひお問い合わせかインスタのDMで連絡をください。

みんなで子どもの未来を守りましょう

早く銃規制が全米で進みますように。。

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